![[読んだ本005-3]神との対話 ニールドナルドウォルシュ 考察[3]](https://salon.hikiyose-saikyou.com/wp-content/uploads/2023/05/books005.jpg)
[読んだ本005-3]神との対話 ニールドナルドウォルシュ 考察[3]
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さて、ちょっと間が開いてしまいましたが、「神との対話」の考察3回目です。
今回も前回「考察2」の続きで、「人間関係」について。
◎まずは自分から
あなた方は決して心から、純粋に誰かを恋することができない。
心から純粋に自分を恋していないからだ。
これからは自分を中心にしなさい。いつでも相手ではなく自分が何者であるか、
何をし何を持っているかを考えなさい。
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これは、僕たち占い師夫婦があらゆる場面で言っていますが、
これも僕たちが色々と学んで、夫婦で会話して、その中で感じた、大きな「気づき」の一つです。
私たちは、多くの場合、「自分の価値を知るため」に人を必要としています。
人から「すごい」とか「好き」とか「素晴らしい」と言われること、人から認められることで初めて、自分の価値を感じるという。
しかしそれでは、自分の価値を認めるためには、いつもみんなから認められる必要があります。
それではキリがありません。
「恋」をするのも、最初は純粋に「なぜか好きになった」かもしれませんが、いつの間にか、
「相手が私を愛してくれているか?」「相手は私を尊重してくれているか?」という「取引」のようになってしまいます。
「相手が愛してくれるから、私も愛しましょう」という感じ。
しかし、もし「自分が自分に本気で恋をしていたら」?
誰かに認められる必要があるでしょうか?相手が愛してくれていようが、愛してくれていまいが、
「私には価値があって、私は私が大好き。そんな私があの人を好きなんだから、それ以外に何の必要があるの?」
という感じ?
私が私に満足しているんだから、誰にも認められる必要がない。
その時初めて、純粋に人に恋することができる。
分かりやすい例えで言うと、夫婦ともに経済的にも精神的にも「自立」していれば、
「離婚したら、経済的に大丈夫だろうか?」とか「ちゃんと働いてよ!」「ちゃんと家事してよ!」
というようなことを気にしなくていい。
だから、「利害関係」もないし、「相手」に執着しないので、逆に「純粋に愛すること」ができる。
「私はあなたが居なくても生きていける」という思いでいる方が、お互いに思いが離れない。
◎人間関係を良くするには?
お互いが、人間関係の目的は義務ではなく機会を作り出すことだと考えれば、
成長し、自分を十分に表現し、人生をできるだけ高い位置に引き上げ、
自分自身に抱く間違った考えや卑小な考えを癒し、最後には2人の魂の合体を通じて、
神と1つになるための機会を作り出すことだと確信すれば、
そしてあなたがこれまでのような誓いではなく、そういうことを誓えば、人間関係はとても良くなる。
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どんな人間関係も、「友人ならこうあるべき」「夫婦ならこうあるべき」「会社員ならこうあるべき」・・・
という勝手な思い込みの「こうあるべき(義務)」ではなく、
みんなが、「自分の目の前に現れる人はすべて、私を知るため、私の本当の望みを知るため、私はどうありたいかを知るため・・・」
だと思っていれば、どんな人が目の前に現れても、それを「手本」にできる。
例えば、あなたが身長180センチで素晴らしいポロポーションの持ち主でも、
世界の全員が同じ体型であれば、そのすばらしさに気づくことはない。
凄く痩せている人、背の低い人、太っている人、色々居るから、「私」を確認できる。
あの野球のWBCでも大活躍した「吉田正尚」選手。
彼は野球選手としては小柄な173センチという身長で、若いころはやはり、
「もっと恵まれた体格だったら・・・」と思ったこともあったそうですが、
そこから、「じゃあ、この体格を最大限に生かす方法は?」と追及して、今やメジャーリーグでも、トップクラスの成績を出し始めている。
「身長が低いから、周りはもっと大きいから、僕には無理だ」とあきらめていれば、今の彼の活躍はなかった。
「あの人は身長が高いからパワーが出やすい、では、僕は回転速度を磨いてみようか?」という感じ。
どんな条件でも、あなたが「こうなりたい」とおもう、理想に近づく上で、
出逢う人、出会う人、が「お手本」になる。「反面教師」も現れる。
そういう目で、全ての人を見れば、全てが「良い教師」になり得る。
「どうしようもない旦那」でも、あなたの「包容力」を発揮し、「良い妻」になるための材料になる。
◎人生に保障を求める?
人生で保証が欲しいと言うなら、あなたは人生を望んでいないことになる。
それでは、書かれた台本通りのリハーサルを望んでいるだけだ。
人生は本質的に保証のないものだ。そうでなければ、人生の目的そのものが損なわれてしまう。
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そう、極端な話、「あなたは、自由に使える100兆円を持っていて、全ての人が常にあなたを愛してくれて、一生何にも困りません!
仕事もしなくて良いし、ご飯を作る必要もない、家事もしなくて良いし・・・」
と「保証」されたら、きっと最初の何ヶ月?1年くらいは楽しいかもしれないけど、
きっと、飽きてくる。
何度も言うように、「ゲーム」を買って、プレイし始めてみたら、最初から
「フル装備、レベル999 攻撃力9999 防御力9999、不老不死、誰にも負けない」
さらに、行先、攻略法をすべて教えてくれる。
なんて設定だったら、「ふざけんなよ!金返せよ!」ってなるように、
私たちは、実は「冒険」「挑戦」からの「達成」を楽しんでいる。
「苦しみからの解放」「忘却からの気づき」「分離からの統合」・・・
そういう「落差」を味わいに来ている。
だから、ハプニングも起こるし、悲しみも湧いてくるし、
だからこそ、楽しみもあるし、喜びも感じられる。
せっかく生まれてきたんだから、みんなで楽しみましょうw
◎ハプニングを歓迎する?
難題や困難を避けようとしてはいけない。難題や困難を歓迎しなさい。心から歓迎しなさい。
神からの偉大な贈り物だと思いなさい。他との関係の中でそして人生でするべきことができる
栄えある機会だと思うことだ。
困難にぶつかった時、パートナーを敵だの対立相手だのと考えないように努力しなさい。
どんな人も、どんなことも敵だと思わないこと、それどころか問題だと思わないことだ。
すべての問題をチャンスだと捉える力を養いなさい。
チャンスと言うのは本当の自分とは何かを決め、本当の自分になることだ。
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そして、人生は必ず「ハプニング(難題・困難)」が起きてくる。
時には、人によっては、耐えがたいような悲劇も起こる。
もし「死」を「悲劇」とするなら、全ての人に必ず「悲劇」は起こる。
失って初めて本当に気づくこともある。
失ってから、また新しく出会ったからこそ、もっと優しくなれたりする。
傷ついた分、誰かの気持ちを理解してあげられる。
今ある「当たり前」が幸せなんだって気づける。
その経験から、「私ができること」を見出していける。
全ての目の前の人も物も時代も、いつか消えていくもの。
だから、どんな困難も、あなたに与えられたプレゼント。
「私」は何者で、どんな風に感じて、どんなことができるのか?
それを知るためのプレゼント。
◎「あの人」以上を見てあげる
地平線を広げなさい。視界の奥行きを広げなさい。自分の中に、
これまで見ていた以上のものを見ることだ。
パートナーにも、今まで以上のものを見ることだ。
人があなたに見せる以上のものを見ても、決して人間関係を傷つけることにはならない。
なぜなら、本当は見える以上のものがあるからだ。ずっと多くのものがある。
人がそれを見せないのは、恐れているからだ。あなたがもっと多くを見ていることに気づけば、
相手は安心して、あなたが既に見ているものを向こうから見せてくれるだろう。
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「私」を「あの人」をもっと大きな目で見てあげて。
「私」も「あの人」も今までのこの社会の中のルールの中で評価されて、制限されて生きてきた。
だから、「ハイスペック」であろうが「冷たい人」であろうが、それはその人のほんの一面だけをみて評価しているだけ。
みんな「敵」じゃなくて、同じ制限の中を一生懸命に生きる仲間。
もしかしたらあの人は、会社勤めではなくて、農業をしたら天才かもしれない。
もしかしたらあなたは、手芸の天才かもしれない。
「社会一般」やあなたの中の「こうあるべき」はすべて、外側から求められてきた「常識」。
「あなた」自身には何一つダメな部分はない。
「バラは素晴らしくて、ツツジはダメ」なんてことはない。
あなたがあなた自身を完全に受け入れて、その偉大さに気づけば、
あなたはあの人の偉大さに気づくようになっていく。
そして、お互いにその偉大さに気づけば、今まですねていた「防御する自分」ではなくて、
本当の偉大さを見せ始める。
あの人は「冷たい」のではなく、それが「自分を守るための鎧」だから。
あなたが攻撃しなければ、あの人は鎧を脱ぎ始める。
◎本当の自分を思い出させるには?
相手に本当の自分を思い出されるせるには2つの方法がある
・1つ目は人に本当の自分を思い出させる(これは非常に難しい、人はあなたを信じようとしないだろうから。)
・2つ目は自分で本当の自分を思い出すか
(こちらの方がずっと優しい。人に信じさせる必要はなく、自分が信じれば良いのだから。)
いつも(あなたが)本当の自分を思い出して見せていれば、いつかは相手も本当の自分を思い出す。
人はあなたの中に自分自身を見るから。
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その人の「習慣」「クセ」「性格」というものを直接的に変えようとするのは不可能に近い。
これも何度も言うように、その人の生き方というのは、
「この生き方をしてきて、今まで何とか無事でいられた」と信じているから。
極端な話、子供のころに、お母さんがなんでもしてくれた家庭なら、
「お母さん(奥さん)がなんでもしているから安全に生きてこれた」と感じるので、
自分が家事をしようとは思えない。という風に。
その「常識」から抜け出すのは本当に難しい。不快感を感じてしまう。
だから、「もっと家事を手伝ってよ!」という風に言っても変えるのは難しい。
でも、あなたがどんどんと「自分」を生きていくとどうなるだろう?
どんどん挑戦していくあなたを見て、もしかしたら離れて行くかもしれない。
もしかしたら、「私、僕も負けていられない」とどんどんと「自分」を生き始めるかもしれない。
たとえ離れて行っても、それこそが、その人の「自分を生きる」ことなのだから、それは仕方ない。
あなたが「自分」を生きなければ、相手も「自分」を生きる姿を見せにくい。
もしかしたら、逆にあの人が「自分」を生きているのに、あなたが「自分」を生きていないから、
「なんであなただけ自由に生きていいんだ!」と腹が立っているだけかもしれない。
だからどちらにしても、あなたが「自分」を生き始めなければ、何も始まらないし、何も解決しない。